捉え方次第で

 

『Switch 阿川佐和子×川村元気』をテレビで短期間の間に二回も観た。テレビをつけたらたまたまやっていたのだ(ちな二回目は再放送)。

これは何かメッセージだなきっと、と感じたので、何が印象に残ったかを思い出してみることにした。
 いちばん覚えているのは、彼が「記憶を曖昧なままにする」というようなことを言っていたこと。インタビューするときなどもメモを取らず曖昧なまま記憶して勝手に自分の中でいい風に加工してそれを映画のセリフなんかに使うらしい。


 今まで自分の記憶力の悪さというか、そもそも覚える気がないのだけど、それを自分の欠点のように感じていて、知識や考えを理路整然と話せる人間を凄いなあ私には無理だ、としょんぼりしていたのだけど、それを肯定されたようなそんな気がして心が少し軽くなった。

 色んなものを好きなだけ吸収して、自分の中に取り込んで、元の形が分からないほどまぜまぜして、それで自分の一部にしていっていいんだと思って。

感覚を大事にしていってもいいのかもしれない。わかりやすい説明なんて、しなくてもいいのかもしれない。必要な人に、きちんと届くのなら。